全国こども昆虫キャンプ 2012

毎年「季刊ゆずりは」にもこのキャンプのレポートを掲載していますが、ホームページでは一足早くお届けします。

会場:滋賀県高島市マキノ高原
主催:こども昆虫キャンプ実行委員会・メリーゴランド(絵本専門店)
日時:2012年7月25日〜27日


今年で「全国こども昆虫キャンプ」は10回目を迎えました。毎年大人気で、参加する人の倍以上の参加申込みがあるそうです。今年も今森さん(写真家)を中心にメリーゴーランドの増田さんはじめスタッフの皆さんと過ごした楽しいキャンプでした。
スライドトークショーのゲスト、森川正樹さんは小学校の先生で専門は国語。文系の虫屋さんは珍しいのではないでしょうか。 前回までとは一味ちがうトークショーになりました。




昆虫採集
今森さん所有の雑木林で昆虫採集。
雑木林はフェンスの奥に広がっています。
採集の時間が終わり、帰りのバスを待っているとオニヤンマが!
一斉にネットを構えるこども達。


見事にオニヤンマを採った中学生と今森さんを中心に記念撮影。右端は杠。
みんなそれぞれ満足そう。
日差しがまぶしい!

標本作り
初めて標本を作る子も多く、スタッフが丁寧に指導していました。
真剣に覗き込んでいるこども達。


森川さん(トークショーのゲスト)は甲虫の専門家。
展足の指導をしているところ。
今回のキャンプでは蝶はほとんど採れなかったけれど、甲虫はたくさん採れたので甲虫の標本は充実していたようです。

このジャンケンは?
スタッフが持っている昆虫を巡ってジャンケン。
この場にいた子はラッキー!
ジャンケンに勝った人はもっとラッキー!
人生のどんな場面でも不公平や運はある。
こども達は色々なことを学んだでしょう。

スライドトークショー
今年のゲスト森川正樹さんは小学校の先生。
虫の話も含め教育現場の話やこどもの力を発揮させるには「当事者意識が大切」という話などもあり、普段聞けない興味深い話にみなさん笑ったり感心したり納得したり。
有意義なトークショーでした。

夜のお楽しみ
トークショーが終わると民宿に帰って大人の時間。
今森さんが切り絵を作成。
出来上がった作品はこども達が作る標本アートの優秀作品の賞品として贈られる。

標本アート作成
参加者の熱気と夏の日差しで会場は大変な暑さ。
でも、暑さもいいね!
こどももおとなも作品作りを楽しんでいます。

表彰式
最優秀賞を獲得した小学生と今森さん<左>・杠<中>・森川さん<右>
受賞者はとても珍しいカミキリを採集したその採集センスを評価されての受賞でした。


最優秀賞の他に今森賞、森川賞、増田賞、杠賞も贈られました。
受賞作品を持って講評する森川さん。

最後に特別賞が贈られた。
中学生・高校生の参加者は連続参加している人も多い。
その中高生のうち2名が特別賞を受賞しました。
2人とも大人顔負けの立派な標本を作成!

楽しかった3日間のキャンプが終了。
今年はよい天気に恵まれ、思いっきり採集を楽しめました。
お疲れさま!の記念写真。左から増田さん、今森さん、森川さん、杠。

写真で紹介した他にもバーベキューや夜間採集なども行なわれます。また、マキノ高原にはきれいな温泉施設「さらさ」もあり、昆虫採集で汗をかいた後リラックスするには最高です。
昆虫少年少女そして大人達も、みんなが思い切り楽しめるこのキャンプがますます発展しますように!
また来年参加できることを楽しみにしています。


Photo・文/ キシモ

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